CROSS†CHANNEL

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さてさて「Cross†Channel」のお時間がやって参りました。
このゲームを知ったのはここですね。
あの奈須きのこさんが絶賛されているゲームですよ?
やらないわけにはいかないでしょう。

いざ店に行って見るとやはり評判が良いだけあって人気商品になってましたね。
それじゃー奈須さんも認めたCross†Channel、お手並み拝見といこうじゃありませんか。


シナリオ

学院の長い夏休み。
崩壊しかかった放送部の面々は、
個々のレベルにおいても崩れかかっていた。
初夏の合宿から戻ってきて以来、
部員たちの結束はバラバラで。
今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。

主人公は、放送部の一員。
夏休みで閑散とした学校、
ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。

屋上に行けば、部長の宮澄見里が、
大きな放送アンテナを組み立てている。
一人で。
それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、
完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。
以前は皆で携わっていた。
一同が結束していた去年の夏。
今や、参加しているのは一名。

そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。
ともなって巻き起こる様々な対立。
そして和解。
バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。

そして夏休み最後の日、送信装置は完成する―――
装置はメッセージを乗せて、世界へと―――


えーとこのゲーム「学園青春ADV」と表していますが、
青春なんて爽やかな言葉は出てきません^^;

間違っても上のあらすじで物語を考えないようにしましょう。

ではどういったシナリオなのか?
残念ながらこれ少しでもシナリオの内容を言ってしまうとネタばれになるため、
あんまり言えないんですよ。

絶対前情報は少ない方がいいと思いますので。
すいませんが、今回はシナリオについてはこれくらいにまとめさせて貰います。

ただ一つ言っておくと、最初は中だるみする危険があります。
ですが、出来ればそこで止めないで下さい。
きっと最後は驚愕のシナリオになっていますので。
とにかく伏線の張り方が上手すぎます。

あ、それからこのゲーム、笑いが半端じゃないです。
抱腹絶倒とはまさにこのこと。

太一最高です。

まさかここまで笑わせるとは・・・ライターさんは只者じゃないですね。
田中ロミオさんという方らしいですが、
エロゲー界の革命ですね。

この人のシナリオのゲームはこれからも買うと思います。


音楽

曲数は全部で25曲。

BGMに関してですが、決して出来がいいわけではありません。
ですがこのCross†Channelという作品にはこれ以上ないくらいにピッタリだと思います。

物悲しい、静かな曲が多いですが何か聞いてると怖いです。
特に一人で聞いてると・・・。
これは聞いてもらえれば分かると思います。

んでボーカル曲がEDに1曲あるんですがこれが素晴らしい。
特に歌詞ですね、何度も味わって聴いて欲しいです・・・が
音楽鑑賞でこのED曲が聞けないのはどういう了見か(泣)

まじ修正パッチで聞けるようにして下さい、
お願いしますm(_ _)m


CG

絵に関しては第一印象としては何か古い絵だな〜ってのが正直な感想でした。

しかしやっていく内に愛着が湧き、古いと思っていた絵が今度は、
味のある絵だなぁ・・・と思うようになってきます。

決して上手くはありませんが作風に合っているので○

それからCGですが枚数が少し少ないかな?って程度で、
出来としては特に問題は無いでしょう。

その中で太一が吹き飛ばされるCGがあるんですがそれが最高です。
何度見ても面白いんですよ〜。

背景は・・・お世辞にも綺麗とは言えませんでした。
まぁ私は背景はあんまり気にしないので大きなマイナス点にはなりませんが。


システム

問題無し。
不備無く基本的なシステムはすべて揃っています。
セーブ数も100ほどありますしバックログもホイール対応。
ただ、音声が小さいので最大にすることをおススメします。

あとバックログで見れる文章が少ないのがちょっと残念でした。


キャラクター

桐原 冬子(萌え度80%)


太一のクラスメイト。放送部幽霊部員。
甘やかされて育ったお嬢様。
自覚的に高飛車。品格重視で冷笑的。それを実戦する程度には、頭はまわる。
ただ太一と出会ってからは、ペースを乱されまくり。

ツンデレキャラです。
愛刀ハラキリ丸を装備していて、どこでも呼び出すことが出来ます(笑)

冬子ルートは衝撃的ですね・・・。
初めて見たときは( ゚Д゚)ポカーンとしてましたよ。

山辺 美希(萌え度90%)


放送部部員。
佐倉霧の相方。二人あわせてFLOWERS(お花ちゃんたち)と呼ばれる。
無邪気で明るい。笑顔。優等生。何にもまさってのーてんき。
太一とは良い友人同士という感じ。

唯一、太一のセクハラ攻撃を素で受け流せる人。
つうか普通に萌えます。

どうでもいいですが、ミキハウスは大丈夫なんでしょうかね(汗)

佐倉 霧(萌え度70%)


放送部部員。 中性的な少女。
大人しく無口。引っ込み思案で、人見知りをする。
でも口を開けばはきはき喋るし、敵には苛烈な言葉を吐く。
凛々しく見えるが、じつは相方の山辺美希より傷つきやすい。
イノセンス万歳。

主人公に殺意を抱いてるといってもいいです。
何故そんなに嫌っているかはシナリオをすれば分かります。

とても悲しいシナリオですね・・・。

宮澄 美里(萌え度70%)


放送部部長。
みみみ先輩と呼ばれると嫌がる人。けどみみ先輩はOK(意味不明)。
穏和。年下でも、のんびりとした敬語で話す。
しっかりしているようで、抜けている。柔和で、柔弱。

結構印象が薄くなってしまいがちな方です。
人気もいまひとつ・・・。

あ、この方のボイスは大好きです。
鳩野 比奈さんという方らしいんですがおっとりしたボイスが
最高ですね。

支倉 曜子(萌え度70%)


太一の姉的存在(自称)で婚約者(自称)で一心同体(自称)。
超人的な万能人間。成績・運動能力・その他各種技能に精通している。
性格は冷たく苛烈でわりとお茶目。ただしそれは行動のみで、言動や態度は気弱な少女そのもの。
滅多に人前に姿を見せない。太一のピンチになるとどこからともなく姿を見せる。

怖い人です。

ですがヤキモチ焼きなのがかわいいところ(ぉ



あー他にもいろいろ書きたいけどネタばれになってしまうから
書けない・・・。


総評

おそらくこの私の批評は批評ではなかったでしょう。
ほとんどネタばれになるため伏せていますから・・・。
でも本当にシナリオは素晴らしい出来なんです。
2003年度最高傑作とうたわれているだけのことはありますね。

最初は謎だらけだったシナリオ、だけど次第に明かされる主人公の過去。
最後のシーンには不覚にも涙を流してしまいました。

リアルを突きつけられ、人生を考え直させられるシナリオ。
大切なことを教わった気がします。


シナリオ 測定不能 音楽 95点 CG 80点 システム 80点 キャラクター 92点

総合 98点

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