あやかしびと

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初めは買う気どころか存在すら知らなかったゲームです。
某サイトでその名前を聞き、検索にかけた時は既に

某妖狐に「買え」と言霊を憑かせられていたのです(ぇーあやかしびと知らない人には何言ってるのかサッパリなネタだなぁ・・・(汗

まずはキャラクター紹介のページをざっと見てみる。
ほうほう・・・絵は悪くない・・・てかむしろかなりいい感じじゃないか。
そして何より

漢キャラが暑そう熱そうなやつらばっかりだぜ・・・!

これはいわゆる燃えゲーなのか。
次にサンプルCGを鑑賞。
うん、決まりです。
何かめっちゃ面白そうやん。

OK、待ってろあやかしびと。今すぐお前を迎えに行くぜ。

・・・とまぁ決意してから購入まで何故か1ヵ月の間があったがそれは気にしない(ぉ


シナリオ


太平洋戦争が終結し、十年が経過した頃。
人の身でありながら、異形の姿や力を持つものが現れ始めた。
彼らは『人妖病』に罹患した『人妖』と判断され、その他多くの『人間』たちから忌み嫌われた。

彼らの存在を憂慮した日本政府は、とうとう地方の一都市『神沢市』に人妖を隔離することを決定する。

―――――時は流れ、そして現代。

武部涼一という少年がいた。
人妖であった彼は、その秘めた危険性ゆえ『人妖都市・神沢』ではなく、孤島の病院への隔離を余儀なくされた。
そこで彼は『すず』と出会う。
様々な人間が彼から離れていこうとも、彼女だけはずっと涼一と共に在った。
だが、ある事件を起こした涼一はすずと共に病院を脱走することになる。

二人は如月双七、如月すずと名前を変え『人妖都市・神沢』に潜り込んだ。
外周を巨大な防壁で囲まれた、人妖の、人妖による、人妖のための都市。

憧れていた平穏な日常や学生生活に浸る双七――他人にはどんなにちっぽけに見えても、彼にとってはかけがえのない大切なものだった。

だが、すずの『ある秘密』を目的とし、政府機関や邪な存在たちが彼女を付け狙う。

ちっぽけな夢と愛する人たちを護るため、如月双七の戦いが今始まる。


いやー

燃えた

特に漢キャラ。
まじでかっこよすぎます。
何か、脇役がいないって感じ。
出てくるキャラすべてがメインっぽい役柄なのですよ。
さすがは燃えゲーです。

特に気に入ったのは虎太郎先生。

いい女だからさ。

まじで 惚 れ ま す た

それから

泣いた

特にトーニャシナリオ。
VSサーシャ戦はかなり泣きました・゚・(つД`)・゚・
ウラジミールいい味出しすぎですよ・・・。
後は九鬼様。

まじで弟子にしてください(土下座

人気投票に票入れたら教える気にはなれないとあっさり断られてしまいましたー( ´・ω・`) ショボーン


全体としては、かなり長いゲームとなってます。
よって途中で中だるみしてしまう方もいると思いますね。
ですが、シナリオの序盤から中盤にかけては結構笑わせてもらえますw
(個人的に一番笑わせてもらったところは薫シナリオでの鴉と先生との修行のシーンの冒頭台詞、「ごめん、無理!」ですw
やった方なら分かる・・・はず)

あとは戦闘シーンですが・・・

ぶっちゃけるとテキストは上手いと思いますが飽きてきます。

特にすずシナリオのラストバトル。
燃えたって人が多いようですが途中で寝そうになったのは・・・私だけ?(ぉ

ですが他のシナリオでのバトルは結構燃えましたね。
特にドミニオンとのバトルは最高です。
台詞がいちいちかっこよすぎるのですよ。
しかし毎回殺される一奈がなんというか・・・哀れだ(ぉ


後、泣けるシーンも多かったです・・・。
上で書いたところも泣けるんですが、後は刀子シナリオですね。
あのラストシーンは会長好きならみんな泣くでしょう・゚・(つД`)・゚・

ちなみに個人的に楽しめたシナリオは・・・

トーニャ>薫>刀子>すず

という感じ。
メインが一番下、というのもどうかな〜と思ったのですが・・・。
どうも最後のバトルが尾を引いてしまったようです。
あのあとの九鬼さんとの会話は泣けるんですけどね・・・。

燃えて笑えて泣けるゲーム。
個人的には2005年度ではトップ3くらいには入りそうです。


CG


CG枚数が結構多いので良かったですね。
何かNitoroさんのゲームの原画を手がけた方のようで。
出来としても満足。
戦闘シーンのCGもかっこよかったですし、ミニキャラCGもかわいらしくていい感じ。
立ち絵も豊富ですし、特に問題はありません。


音楽


BGMは全18曲

数は少ない気がしますが、雰囲気に合った曲ばかりでしたので満足です。
そして何故か名前が全部妖怪名というのもポイント(笑
「絡新婦」、「豆腐小僧」あたりが個人的には好きですね。

・・・それにしても名前だけならどんな曲かサッパリ予想できないね・・・w

OP曲、ED曲あり。
特にOP曲の「虚空のシズク」はムービーと一緒に聞くとかなりかっこいい歌ですね。
エロゲでは珍しい、男性ボーカルです。
ED曲はちょっと微妙だったかな?
何かあんまり印象に残りませんでした。

次にボイスですが皆さん上手すぎです。

特に素晴らしいと思ったのは刑二郎君。
この声優さんめちゃくちゃ上手いですね・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

女性では刀子先輩やトーニャが特にお気に入り。
刀子先輩は有名な一色ヒカルさんですし、トーニャは雪村ですし(ぉ
皆さんが良い仕事してくれたお陰で最後までボイスを聞けましたヽ(*゜Д゜)ノ


システム


何故かCGが漢キャラですが気にしない方向で(ぉ

もうね、最近のゲームはシステムが安定しすぎてここでコメントする言葉が見つからんのですよ(汗

とりあえず言っておくと、既読スキップ、音声の個人別オンオフ、ホイール対応、オートセーブ&ロードなどなど。
セーブ数も100ほどあるので文句なし。
ただ容量が3Gと結構多いので容量に余裕を持たせておいた方がいいですね。


キャラクター

如月すず(萌え度30%)


とある事情で双七以外の人間にはかなりの憎悪を抱いている。
知能は高いが知識が追いついていない。
双七以外には素っ気無いが双七に対してだけは優しいお姉さんぶる。でもパニック状況には弱い。
双七のお人よしすぎる部分を何とかしてやらなければ。自分が護らなければ、などと考えている。

すずスキーの方、ごめんなさい。
コイツはどうしても好きになれません(汗

この30%のうちの20%も声のお陰です。
あとの10%はトーニャとの会話が面白い・・・という点で。
もういいや。

一ノ谷 刀子(萌え度85%)


神沢学園生徒会所属、三年生。一乃谷愁厳の妹に当たる。
性格は温和で慎ましい。
……が、感情表情は豊かで、それなりに膨れたり、泣いたりする。
積極的に表には出ず、後ろからそっと皆を見守って、それで満足してしまうような性格。
恋愛経験皆無。片思いすらない。
家はお稲荷様を祀る神社。そこで巫女を務めている。

いやはや素晴らしいキャラでした。
年上きょぬーキャラでここまで萌えたのも久しぶりです。
すずシナリオでのVS一兵衛は燃えましたね・・・。
つーか刀子先輩って強いなぁ・・・。
鴉さんの次くらいに強いんでないかい?

トーニャ(萌え度100%)


正式名トーニャ・アントーノヴナ・ニキーチナ。
神沢学園生徒会所属、二年生。いついかなるときも冷静沈着なロシア人留学生。
学園でも七海伊緒と並んで冷静に業務をこなす人。
怒ると怖いが普段からでも怖い。その一方で、割と友達思いの一面も。
主人公とすずを要注意人物としてマーク中。如月すずとは相性が最悪。

あやかしびと最萌えキャラです。

声優にも恵まれ、キャラクターにも恵まれてますね。
とりあえず

フワフワトーちんは反則だと思う(;´Д`)ハァハァ

人気投票でトーニャと刀子先輩が熾烈な戦いをしてますねw
頑張ってトーニャに1位をとってもらいたいところです。

飯塚薫(萌え度70%)


ドミニオンの隊長を務める。
一癖も二癖もある部下達の前では冷静沈着。
どんな人妖でも躊躇いなく捕縛または始末するが、それは表向きのもの。
生きていくためにつけざるを得なかった仮面。

薫さんはですね・・・萌えた、というより燃えたの方が大きいんですよ。
特に薫シナリオのVS輝義戦。
どちらもめちゃくちゃかっこよかったです。

「貪れ・・・ハルピュイア!」

Σd(゚∀゚d)イカス!


総評

名作に近い、良作だと思います。
しかし同時に人を選ぶ作品でもあるかと。
Fateが好きならやって損は無いでしょう。
しかしFateが肌に合わなかった方はスルーした方が無難かもしれません。
戦闘描写が結構近いものがあるので・・・。
私はどちらも素直に受け取れましたけどヽ(´ー`)ノ

後はサブキャラの使い方が上手い!
敵味方キャラ全員当てはまりますね。
誰1人欠けてもこの「あやかしびと」は成り立たないと思います。


何かこのレビューは熱いとかかっこいいという単語ばかり目に付きますが・・・

だってかっこいいんだから仕方ないんじゅああああああああああ!!!!!!!(ぉ

Fateで燃えゲーにはまった方、この期にやってみようかな、と思ってる方。

めりっさおススメします!


シナリオ 86点 CG 93点 音楽 75点 システム 90点 キャラクター 100点

総合 89点



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